[Power BI] PL-300:Power BI Data Analyst Associate 合格準備方法

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このページでは、Microsoftの認定資格 PL-300:Power BI Data Analyst Associate 取得に向けたおすすめ勉強方法を紹介します。
一発で合格できたので、これから資格取得を目指す方にむけて学習方法を共有します。

目次

PL-300:Power BI Data Analyst Associateとは?

Power BI Data Analyst Associateは、Power BIを活用したデータモデリングやビジュアル分析などのスキルを証明するMicrosoftの認定資格です。この資格のための認定試験はPL-300と呼ばれております。

2024年の9月7日に一発で試験合格ができました。資格取得にむけた勉強内容や勉強法を紹介します。

資格証明の画像。

試験は会場で受験。マイクロソフトの認定資格は何も持っていない状態で受験しました。
受験後は取得したスコアがプリントされた合格証明書が発行されました。

PL-300試験の概要

資格合格のために、まずは試験の出題内容を確認しましょう。実務でのPower BI活用のために必要な知識が網羅的に問われます。

  1. データの準備 (試験の25~30%)
    データソースの識別と接続、データのクリーニング、スタースキーマの設計、データのロード設定の構成などのスキル。
  2. データのモデル化 (試験の25~30%)
    データモデルの設計、M言語の使用や、DAX(Data Analysis Expressions)を使用したモデル計算の作成、モデルパフォーマンスの最適化など。
  3. データの可視化と分析 (試験の25~30%)
    レポートの作成と向上、データのパターンとトレンドの特定、視覚ツールとカスタマイズを使用してデータで物語を語る能力。適切なグラフやスライサー、フィルタの設定なども含みます。
  4. 項目のデプロイと保守 (試験の15~20%)
    ワークスペースの管理、デプロイ設定の構成、Power BIアセットの維持管理。主にPower BIサービス使用時の操作設定など。

出題内容としては、知識として知っておく必要のあるPower BIの独自機能に加えて、M言語によるデータクレンジングやDAXを使用したメジャーの計算問題等も出題される傾向にありました。
試験としては、1000点中700点以上が合格のボーダーラインです。私は855点で合格でした。

おすすめ学習リソース

資格取得に向けたおすすめ勉強方法とそのリソースを紹介します。

Microsoft Learn : コース PL-300T00-A

PL-300のおそらく最も一般的な勉強方法は、Microsoft Learnを活用すること。Power BI Data Analyst Associate取得に向けた専用コースPL-300T00-Aを無料で準備してくれているので、まずはここから始めるのがおすすめです。

コース PL-300T00-Aのサムネイル

コースは合計20時間の5つのラーニングパスから構成されてます。Power BI の機能を大まかに習得するのに役立つイメージです。少しボリュームがあるように感じますが、実務でPowerBIを活用している方ならおそらくそんなに時間はかからないと思います。

Udemy : PL-300 certification: Microsoft Power BI Data Analyst

Udemyの有料の教材ですが、このコースでは、PL-300試験の出題区分に応じて、Part1~4でセクションが区切られており、試験内容に即してPower BIの説明があるため、非常に学習しやすい動画教材でした。
概念的なPower BI機能の説明だけでなく、実際に動画内でその機能の使い方、注意点を紹介してくれるので、Microsoft Learn よりも理解しやすかったです。各セクションごとに練習問題や理解力テストも準備されているので、手を動かしながら学習することに向いています。

PL-300 certification: Microsoft Power BI Data Analystのサムネイル

合計28時間のコースで動画はすべて英語ですが、日本語字幕もあるので特に問題ありませんでした。
また、資格試験に向けた演習テストも2個用意されているので、実践的に自分の実力を確認できます。
初めてPower BIを勉強する方にもおすすめの教材といえます。

Microsoft Learn : 試験に向けた練習問題

Microsoft Learn内で準備されている無料の練習問題です。問題はすべて選択式で50問。何度も解くことができますし、出題内容も毎回異なるので、何度か解いてみるのが良いと思います。

練習問題のサムネイル

回答の確認画面では、各問題の内容に応じた解説と、その内容のLean内の記事を参照できるので、まちがったところ、正解したところ問わず一通り解説記事を読んでみることをお勧めします。

Udemy : PL-300 Microsoft Power BI Data Analyst Practice Test w/ labs

このコースもUdemyの有料教材。実際の試験の出題方法に即した、模擬試験形式で演習問題を解くことができます。
4回分の演習問題に加えて、2つのケーススタディ問題があるので非常に実践的です。

PL-300 Microsoft Power BI Data Analyst Practice Test w/ labsのサムネイル

一通り解いてみましたが、難易度は高めに感じました。ただし、各問題ごとに丁寧な解説があるので非常に勉強になります。特にDAXのフィルターの状態遷移などの解説は秀逸で、非常にわかりやすかったため、受験前の演習としては、おすすめ教材といえます。出題形式も実際の試験に近いので、試験の準備としては十分な教材といえます。

Microsoft PL-300 Exam Actual Questions

海外製のPL-300試験向けの問題集、Microsoft PL-300 Exam Actual Questions。無料で最初の14ページ、70問程度は解くことができます。

Microsoft PL-300 Exam Actual Questionsのサムネイル

無料部分しか見ていませんが、回答が本当にあっているか微妙な問題も多い印象をうけました。各設問ごとにDisscussionのボタンがあり、海外のPower BIの有識者が議論してます。結局どれが回答なのかの確信を持ちにくいと思うので、ざっと見る程度でよいかもしれません。

学習リソースを活用した勉強方法の紹介

私は下記の順番で学習を進めました。

  1. Udemy : PL-300 certification: Microsoft Power BI Data Analyst
    全般的に1.5倍速くらいで基本は流し見、練習問題と理解度テストはちゃんと解きました。業務で活用が薄く知識の乏しいPower BI サービスは重点的に学習しました。
  2. Microsoft Learn : コース PL-300T00-A
    Udemyと被る部分も多いので、軽く流す程度。理解の乏しい部分は関連するLearn記事を読む。
  3. Microsoft Learn : 試験に向けた練習問題
    練習問題は何度も解きました。最終的に正答率を95%以上をコンスタントにとれるようになることを目指すのが良いと思います。
  4. Microsoft PL-300 Exam Actual Questions
    無料部分のみ一通り解きました。回答の正誤が怪しい部分も多いので、さっと流す程度にとどめました。
  5. Udemy : PL-300 Microsoft Power BI Data Analyst Practice Test w/ labs
    難易度が高い問題も多いですが一通り解きました。解説の読み込みに時間をかけた方が良いと思います。

また、試験中はMicrosoft Learnを参照することができます。
上記で演習問題を解く際は、Microsoft Learnを確認しながら解くことをお勧めします。Microsoft Learn上で任意の内容が記載された記事を見つけ出すのは少し慣れが必要かもしれません。演習問題を解くタイミングでMicrosoft Learnにも慣れてしまいましょう。

まとめ

Power BIの実務経験もあるのでなんとかなった感もありますが、資格取得に向けて体系的に学び直しができて良かったと感じています。これから資格取得を目指す方は、ぜひ自分のパソコンにPower BIをインストールして実際に手を動かしながら学習を行うのが良いと思います。

この記事がこれから受験する方のお役に立てば幸いです。

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この記事を書いた人

技術系職社会人:業務でPowerBI を活用/データ分析/インドア派/趣味:ゲーム、カプセルトイ収集/[III]Mosnterが好き/勉強中:Blender/日々習得した内容をアウトプットしていきます!

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